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2015年5月28日木曜日

個別指導の原点はヨーロッパ?

Wikipediaで「個別指導」を調べてみました。

信頼性があるかどうかは、少し置いておくとして、下記のような説明がありました。

まずは定義です。

●個別指導とは
個別指導(こべつしどう)とは、教育現場での指導方法の一つで、対象となる生徒の人数に着目していう言い方。反対は、一斉授業で、両者の中間に、分団指導、もしくはグループ指導がある。個別指導の利点は、生徒の理解の深さがよくわかるということで、短所は他の生徒達との比較で、生徒の学習の度合いを客観的に測定する尺度がないということである。
続いて、その歴史に関する記述です。

●個別指導の歴史
フランス革命以後、ヨーロッパでは公教育が始まったが、近世初期は貴族や上流階級の家では、教育は学校に通わせるのではなく、家庭教師(ガヴァネス)を雇って家で学ばせることが一般的であった。イギリス経験主義の哲学者ジョン・ロックが書いた『教育についての考察』は、そうした家庭で学ぶ子どもの指導についての教育論で、個別指導についての教育論としてはユニークなものである。 

これを見ると、個別指導というのはやはりコストがかかるためか、貴族や上流家庭での教育であったようです。現在ではだいぶコストも低下しているますので、一般家庭でも個別指導や家庭教師が普及していますが、一昔前までは貴族の教育システムだったんですね。

確かに、集団指導に比べて授業料は高くなりますからね。教師は、「学習内容」の指導だけでなく「勉強の方法」の指導も行うことが多いですし、全体の流れを把握して、担当する生徒に応じたペース配分ができるようになるまで、少人数に対する指導とはいえ講師にかかる負荷は大きいですから。

今ですと、個別指導塾の授業料は、集団指導塾の授業料と比べて月額で20%程度高いという感じではなないでしょうか。昔だと倍近く差があったのでしょうけどね。

ただ、少子化ということや、個性の多様化という時代の流れがあり、学習塾は着実に個別指導スタイルへのシフトが進んできています。今後もしばらくこの流れは変わらないでしょう。

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