なぜなら、昔から需要がありますし、誰でも開校できるので、参入障壁も低いからです。
そろばん教室なんかも、一種の塾の形態と言えるでしょう。
最近では、チェーン型の学習塾が増え、本当に誰でも参入しやすくなりました。
ただ、それが保護者や生徒のニーズに合っているかどうかはまた別の問題です。
塾を選ぶ理由
塾を選ぶ理由は人それぞれです。
個々の家庭の事情やニーズに応じて変わってくるでしょう。
塾を運営する側としては、そのどのニーズに対応するのか、そこをきちんと決めておく必要があると思います。
(例)塾を選ぶ時の理由
- 学校では勉強しないので、塾で勉強したいから
- 受験勉強のために、塾で先取り学習をしたいから
- 親の帰りが遅いので、塾で面倒をみてもらいたいから
- 塾長が魅力的で、この人の元で指導を受けたいから
- 塾が家から近いところにあるから
- みんなが通っているから
- 一斉指導ではなく、個別に指導してほしいから(個別指導塾)
- 勉強できる子たちがたくさんいるので、モチベーションが上がるから
- 知り合いの人が先生なので安心できるから
- 苦手分野に特化して勉強して、苦手を克服したいから
などなど、他にもまだまだあるでしょう。
塾の種類
消費者目線に立つと、塾を選ぶ際は、塾の種類をまず抑えておかなくてはならないでしょう。
大まかにわけると、学習塾は下記のような種類があります。
1.学習塾
学習塾とは、主に小中学校の放課の後に、有償で学力の補強や学習の補助などをする施設である。公文や学研というのはここになるかと思います。
2.進学塾
進学塾とは、学習塾の中でも、特に受験対策を目的とした学習内容を提供する塾のことです。受験データや入試過去問、合格実績が豊富に揃っているところが良い進学塾です。
3.集団指導塾
学習塾でも進学塾でも、先生1人に対して、だいたい3人以上の生徒を相手にする場合は、集団指導塾と言えるでしょう。学校の授業と同様に、従来はこの形式が主流でした。
4.個別指導塾
学習塾でも進学塾でも、先生1人に対して、2人以下の生徒を相手にする場合は、個別指導塾と言えるでしょう。先生1人に対して生徒1人がしっかりとした個別指導塾です。
5.サテライト授業、イーランニング
いわゆる映像授業を行う形式の塾になります。受講生はDVDやパソコンを利用して、録画された授業、あるいは、プログラムされた授業を、好きな時間に受講します。常に同じ授業が提供されるため、教務品質が統一されていることが最大の特徴です。
実際の塾では、これらの種類が複合的に採用されていることが多いです。映像授業で集団指導を行うパターンもありますし、イーラーニングで個別指導を行うパターンもあります。受験対策に特化しているか、学校の教科書対応に特化しているか、それもぞれぞれの塾のカラーとなります。
塾を選ぶ際、保護者は、まずこういった分類を知り、子供や家庭のニーズに適応してくれる塾を見つけることが、お互いにとって良い結果をもたらしてくれる要素となるでしょう。
なので、塾を選ぶ際は、チラシなどだけで判断せず、無料体験授業を受けたり、塾長や講師と話しをしてみて、その塾がどんな形態で運営されているのか、きちんと把握してから子供を塾に入れるのが良いと思います。
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