ざっくり分けると
- 家庭教師型個別指導
- いわゆる個別指導
- 完全個別指導
という感じです。
まず、家庭教師型の個別指導は、指導する場所が生徒の家庭であることがほとんどで、先生対教師が1対1であることが特徴です。
運営側の目線では、オペレーションの事務所は必要になりますが、生徒を指導するためや授業をするための教室は不要なため、地代家賃の経費が抑えられるというメリットがあります。
生徒側の目線では、通塾が必要ないため、時間効率が良い点や完全に自分のプライベート空間で指導を受けられ、先生も独占できるるため、自分のペースで勉強がやりやすいという点があると思います。ただし、その半面、授業料は高くなりがちです。
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次に、いわゆる個別指導です。ただただ単純に「個別指導」と謳っている塾や、都会の個別指導にありがちですが、先生1人に対して生徒2~3人という形式の個別指導です。1対1ではない点に注意が必要です。
少人数での授業に間違いはないのですが、完全個別とは少し異なります。個別指導的な側面とコスト抑制的な側面を両立させようと、このような形になっているようです。個人的には、この形式は生徒の性格によっては個別指導のメリットを引き出せないため、オススメできません。
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最後に、完全個別指導です。先生1人に対して生徒1人という形式で、個々の性格や学力に合わせて指導内容を臨機応変に変える形になります。
保護者や塾生が求める個別指導、はこの形が多いでしょう。家庭教師との違いは、指導の場所が、塾生の自宅ではなく、教室であるということです。
そして、最近は、授業を行うのが、塾長や塾が雇うアルバイト教師ではなく、eラーニングで作られたアニメーション教材や一部のカリスマ教師による映像授業(サテライト授業)が増えてきています。これはコスト構造を考えると必然的な流れでしょう。塾生側にも、教務品質にブレがないことや時間帯を問わずに授業を受講できることが大きなメリットです。
以上のように、個別指導といってもいくつかの種類があります。
今後、さらに個別指導の形態が「個」の力を効率的に伸ばす方向に進化していくでしょう。そこにeラーニングは欠かせないと思いますが、もちろん、それだけでは絶対にダメです。具体的には、生徒と塾の関係=生徒と先生(指導)の本質は、人と人ですから、塾を運営する塾長やチューターの授業外での役割がより大切になってくると思われます。
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